核廃絶[新たなスタート]

禁止条約採択

被爆者、平和へ努力誓う

【日本経済新聞7.9】

米ニューヨークの国連本部で

現地時間の7日、

核兵器禁止条約が

採択されたことを受け、

被爆地では8日、

改めて歓迎の声が上がった。

広島、長崎市で被爆者団体などが

集会を開催。

制定に向けて演説した男性は

[新たなスタートだ]と今後を見据えた。

広島市の集会は被爆者団体や

市民団体が催し、約100人が参加した。

原爆ドームを背にし

[条約採択をヒロシマは心から歓迎する]

と書かれた横断幕を手に写真撮影。

日本政府に対し

[被爆国として責任を持ち

条約締結を]と求める声明を出した。

6月に制定交渉の会合を傍聴した

広島県北広島町の被爆者、

箕牧智之さん(75)は

[核廃絶への希望が見え、

運動を進める勇気をもらった]と

スピーチした。

長崎市の集会では、

長崎原爆被災者協議会の

谷口稜嘩会長(88)が、

入院先の病院から

[核兵器を持とうとする国もある。

被爆者がさらに頑張らなければ

ならない]とのビデオメッセージを

寄せた。被爆者らは手をつないで

爆心地にある碑を囲み、

核廃絶に向けた努力を誓った。

一方、条約の制定交渉会合で

6月に演説した長崎市の被爆者、

朝長万左男さん(74)は、

条約採択にも

[ゴールではなく新たなスタート。

廃絶に向け今後核保有国を

参加させなければならない]としている