カンヌ映画祭で話題になった

ポン・ジュノ監督[オクジャ]が29日

Netflixによって世界同時配信される

韓国の山村で育った巨大ブタと

少女の交流の物語だが、

そこに隠された多国籍企業の陰謀を

描き、グローバル資本主義の暗部を撃つ

ポンにとっては前作[スノーピアサー]に

続き、米国の映画会社と組み、

国境を超えてドラマが展開する大作だ

[利潤目的に生まれた生き物が

生命体としての美しさを保てない

運命を描いた]とポン監督。

ソウルの高架下で

[悲しみをたたえた生き物のイメージ]

が浮かび、自筆スケッチを主演の

ティルダ・スウィントンに見せ、

悲劇を構想した。

[巨大な食肉処理場など大量生産

大量消費のシステムを見せるためには

予算が必要]で米国製作会社プランB

エンターテイメントと組んだ。

[風刺と社会批判を込めた脚本を1行も

直さなくてよい]という条件で

同社の資金調達に応じたのが

Netflixだった。

世界同時配信のため、劇場公開は

韓国、米国などに限られる。

[スクリーンで楽しんでほしい気持ちは

ある。ただ技術の進展で家庭内の

観賞環境も日々発達している]と監督。

[どんな形であれ、伝えたいことを

視覚的に表現するのが映画だ。

それを分かちあう方法も多様に

なっていく]と語りました。

【日本経済新聞/文化往来】