◇初放鳥から12年◇

コウノトリ100羽豊岡舞う

国の特別記念物コウノトリの

日本国内での野外生息数がこのほど、

100羽に到達しました。

繁殖や野生復帰の取り組みを

続けてきた関係者の間では

[ようやくここまで来た]と喜びの声が

広がったが、絶滅の危機が去ったわけで

はない。人の手を借りずに巣立てる

環境づくりが求められている。


◆コウノトリ

ロシアや中国の極東地域に生息する。

羽は白と黒、脚は赤い。

成鳥が両翼を広げると2㍍の大きさになる

日本では明治時代以降の

乱獲や農薬普及で生息場所が

失われ、減少。

1956年に

特別天然記念物に指定され

71年、

兵庫県豊岡市で最後の1羽が死んで

野生のコウノトリが絶滅した。

兵庫県は65年から人工飼育を始め、

豊岡市周辺でコウノトリが育つ

環境づくりを進めてきた。

県立コウノトリの郷公園は、

全国から寄せられた目撃情報などから

野外での生息数を集約している。