Helmut Josef Michael Kohl

コール元首相死去

東西ドイツ統一

【日経ベルリン=石川潤】

1990年に東西ドイツを統一した

ヘルムート・コール元ドイツ首相が

16日、死去した。

87歳だった。

首相在任中に欧州連合(EU)の

基礎となるマーストリヒト条約に

調印。名実ともに[欧州のなかのドイツ]

を実現した。

82年の内閣不信任案で

シュミット政権を倒し、

首相に就いた。

89年にベルリンの壁が崩壊すると

外交交渉に奔走。

北大西洋条約機構(NATO)の拡大を

警戒するゴルバチョフソ連大統領には

経済援助の見返りにドイツ再統一を

認めるように迫った。

91年には首都をボンからベルリンに

移したが、旧東独地区の復興が難航。

98年の総選挙で敗れ、

首相の座を失った。