喫煙による死者

世界で700万人

[日経ジュネーブ=共同]

世界保健機関は30日、

喫煙による死者は世界で

年間700万人以上に達し、

その8割以上が

低・中所得国に集中していると発表した

喫煙は

健康被害などをもたらし、

貧困を生む原因になっていると警告

31日の世界禁煙デーに合わせ

たばこの害を訴えるのが目的。

これまで

年間約600万人としてきたが

最新の統計に基づき増やした。

健康被害に伴う医療費などで

1兆4千億㌦(約155兆円)の

経済損失を与えていると指摘。

たばこの課税強化と値上げが有効と

している。

たばこが環境に与える影響に関する

初の報告書も公表した。

吸殻には発がん性物質を含む

7千以上の有害化学物質が含まれるが

1日に販売される

150億本のうち100億本以上が

そのまま廃棄されているとした。

WHOによると、

喫煙関連の医療費は

1人当たり約56㌦で、

家計や各国の財政に大きな負担に。


日本の厚生労働省の研究班は

2014年度に喫煙が原因で

余計にかかった医療費は

約1兆4900億円で

国民医療費の4%近くを占めていたと

する報告書をまとめた。

患者数は100万人を越え、

病気で入院し、働けないことによる

損失額は約2500億円に上ると推計。

研究班は

禁煙施策をより一層、推進すべきだと

している。

喫煙本人では79万人が病気となり、

医療費は1兆1669億円に上ると推計。


〔喫煙による医療費/億円〕

[喫煙者本人]

がん 7087

虚血性心疾患 2001

脳血管疾患 1953

慢性閉塞性肺疾患 626

[受動喫煙]

脳血管疾患 1941

虚血性心疾患 955

肺がん 335


休憩時間を除く勤務時間中に、

たばこを吸うため席を離れることによる

損失額を5496億円と見積りました。

研究班で分析を担当した

東京大学院の五十嵐中特任准教授は

[無視できない金額がたばこで

失われている]と指摘。

何よりも

対策は急務だと話している。