glico

江崎グリコは大阪市西淀川区の

本社にある研究施設3棟と事務所3棟の

大半を2019年末までに

新設するビルに集約する。

社員や研究者が

コミュニケーションしやすいよう

気軽に利用できる多目的スペースや

休憩室をつくる。

担当者を1ヵ所に集めることで、

人気が高まる機能性表示食品や

健康づくりにつながる菓子などの

新製品投入のスピード向上につなげる。

新施設は地上8階建てで、

延べ床面積は約1万9千平方㍍。

使っていない菓子工場を解体して

新設する。

約400人が働けるという。

これまで別の建物に分かれていた

食品成分の研究や商品開発に関わる

社員を集約。

総務・人事や経理・

財務部門も利用する。

部門の垣根を越えた

コミュニケーションで社内を

活性化し、働き方改革への意識も

高める。

投資額は数十億円とみられ

1月に発行したユーロ円建ての

新株予約権付社債の資金をあてる。

グリコでは、

神経を落ち着かせるアミノ酸の

一種[GABA]を多く配合した

機能性表示食品の

チョコレートなどが人気だ。

今春には健康ブームを背景に

需要が増えるドレッシング市場にも

参入するなど特徴ある

新製品の開発を強化している。

管理部門や研究部門が

集まるグリコ本社の建物は

事業拡大に伴い増改築を

繰り返しており、

手狭で老朽化した施設も多い。

営業部門は

梅田のオフィスビルに拠点があり

乳製品などの研究は

東京都内で手掛けている。

関西では

地元企業が研究開発部門を

拡充する動きが目立つ。

SUNTORY HD は

15年春に

京都府精華町の

関西文化学術研究都市

(けいはんな学研都市)で、

ダイキン工業は

同年秋に大阪府摂津市で拠点を開設。

Kubotaも16年に堺市の工場に

新施設を設けた。

各社とも社内外の研究者が

意見交換しやすいよう、

開放的なスペースをつくるなど

工夫しています。