漢方薬原料  国産化を拡大

漢方薬大手のツムラは

原料である生薬の国内調達を広げる。

青森県八戸市で小学校の廃校を利用し

薬用ニンジンの栽培を国産化する

実証実験を始めました。

北海道では年間栽培量を2021年度までに

16年度比3倍の2000㌧に増やす。

漢方薬の需要増などで

主産地の中国では生薬の価格高騰が

続く。生産地を分散して天候や

価格変動のリスクに備え、

安定供給を目指す。

ツムラは実証実験で6品目を栽培する

八戸市は夏でも涼しく、

空調制御しなくても施設栽培が

できると判断しました。

薬用ニンジンは

通常、中国東北部の山地で栽培するが

平地で栽培できるかなどを試し、

18年度以降の量産を検討する。

北海道では

センキュウや

トウキなど約10種類を調達しているが

20種類ほどに広げる。

ツムラ全体で取り扱う生薬の国産の

割合は現在15%程度だが、

今後順次増える見込みだ。

加工拠点も増強する。

主要拠点のある熊本県では

7月にあさぎり町などが

新施設を開設する。

ツムラは約1億円を投じて

同施設内に生薬の洗浄・切断設備を

導入する。

同県内で15年に年間22㌧だった生薬の

使用量は18年に1.4倍の

年30㌧に増やす。

生薬は主産地の中国国内で

薬や

化粧品向けの需要が増えている。

天候不順に加えて

投機的買い占めもあり、

価格は06年の2倍程度に

高騰している。

【日経5.10】