[伝馬朱印状]信長のものと判明

栃木県立博物館は5日までに、

寄託された古文書を調査し、

これまで徳川家康が出したと

みられていた[伝馬朱印状]が、

織田信長のものと分かったと

発表した。同館によると、

信長が出した伝馬朱印状と

断定されたのは初めて。

28日まで同館で特別展示している。

伝馬朱印状は、

荷物などを運ぶ人馬の提供を命じる

手形で縦約27センチ、横14センチ。

馬の横顔を取り入れた朱印が

押されている。

1581年に家康の統治下だった

三河・遠江の宿場に対し、

馬7頭を提供するよう命じる内容。

これまでは家康が出したとみられて

いたが、大きさや質、朱印が

異なっていたため、

日付や内容などを分析し、

信長の命令で秘書官が買いたと

断定した。

調査した同館の江田郁夫学芸部長は

[これまで不明な点が多かった、

信長による交通面の支配の解明に

つながる資料だ]としている。

【日本経済新聞5.6】