[日本経済新聞パリ=共同4.21]

逃げる観光客パニック

パリ銃撃テロ

大統領選挙直前[不安]


[逃げろ]

[共犯者がいるかもしれない]ー。

パリ有数の繁華街、

シャンゼリゼ通りで20日夜に

起きた警官襲撃事件。

世界中から詰め掛けていた

数万人の観光客や買い物客らが、

恐怖に顔を引きつらせて逃げ惑った。

まだ暗くなり切らない午後9時ごろ、

人混みの中の警察車両に銃弾が

撃ち込まれた。

叫び声、サイレン音。

容疑者は警官に追われ、買い物客や

大道芸人にぶつかりながら

凱旋門に近い通りを走って逃げた。

人波が割れるように、

ブティックや飲食店に多数の人々が

避難した。容疑者はスーパーの前で

警官に射殺され、

歩道に倒れているのが目撃された。

[自動小銃を持って走っていた。

撃たれるところを見た]近くにいた人は

顔をしかめた。

片道5車線の広大な通りは車道、

歩道とも深夜まで封鎖。

数百台の警察車両や警備当局の

ヘリコプターが駆け付け、

爆発物処理班は容疑者が

乗り捨てた車や付近のビルなどを

厳重に点検した。

ビルから出てきた会社員は

[頭の上に手を組め]と警官に指示され

手荷物などのチェックを受けた。

近くのレストランの経営者は

地元テレビに

[日曜に大統領選挙の第1回投票を

控えているというのに、

こんなことでは何が起きるか、

不安でならない]と話しました。