13万年前 北米に人類?

ゾウの祖先の化石に鋭利な傷

[日経ワシントン=共同4.27]

米国カリフォルニア州の約13万年前の

地層から出土したゾウの祖先

[マストドン]の化石に、

人為的にたたきつけたと考えられる

鋭利な傷や割れ目があることが

分かったと、サンディエゴ自然史博物館

などのチームが27日付の

英科学誌ネイチャーに発表した。

チームは

[13万年前の北米大陸に、

現生人類より先に人類がいた

証拠だ]と主張している。

ただ人の歯や骨の化石は見つかって

おらず、本当に人類が存在したのか

議論を呼びそうだ。

北米大陸の最古の人類は、

アフリカで生まれた現生人類の

ホモ・サピエンスが

約1万5千年前に北米に

たどり着いたものとする説が一般的

これを大きくさかのぼる。

ホモ・サピエンスが13万年前に

北米に到達していたとは考えにくいため

チームはより古い[原人]の可能性が

あるとみている。

チームは、サンディエゴの南東

約10㌔の地層で1990年代に

見つかったマストドンの牙や歯、

脚の骨などの化石についた傷を

調べた。