韓国大統領を罷免

憲法裁[弾劾は妥当]

同国初、即時失職

60日以内に大統領選挙を実施へ

【日本経済新聞ソウル=山田健一】

韓国の憲法裁判所は10日、

国会が可決した朴槿恵大統領の

弾劾訴追を妥当と認定し、

大統領は即時失職した。

朴氏が友人に便宜を図った行為を

国民主権違反と認定した。

大統領の罷免は韓国の憲法史上初めて。

5月に大統領選を実施し、

次の大統領を決める。

それまで黄教安首相が大統領代行を

続けるが、韓国は外交や安全保障などで

課題が山積しており政情混迷が

一段と深まりそうだ。

◆朴槿恵大統領の弾劾

昨年10月に友人の崔順実被告

に演説文など大統領に関する

内部文書を渡していた事実が発覚。

その後、崔被告による大企業への

資金拠出の強要や公職者の人事介入などの

疑いが次々と明らかになり、

国民からの批判が強まった。

同12月の国会では

故ノ・ムヒョン元大統領に次いで

韓国の憲政史上2人目となる

弾劾案が可決した。