【温故知親】

日本兵600人残り戦う

関係者高齢化 記録保存を

東南アジア史に詳しいジャーナリスト、

井川一久氏(83)によると、

太平洋戦争終結時のベトナム駐留

日本兵は約8万人。

残留者のうち約600人がベトミンなどに

参加し、フランスとの独立戦争

(1946~54年)を戦った。

半数は戦病死したとみられる。

元日本兵らは[新ベトナム人]と呼ばれ

多くが現地の女性と結婚、家庭を

持ったとされる。戦況が変化した

54年から段階的に日本への帰国を

命じられ、国交がないなどの理由で

当初は家族を連れ帰ることが認められ

なかった。

在留日本兵に関する記録は極めて少ない

井川氏は

[彼らがベトナム独立に果たした

役割は大きく、生きた証しの記録と

保存が必要。関係者は高齢化しており

時間との戦いだ]と話す。