韓国政府

[死亡男性は金正男氏]

北朝鮮工作員殺害か

【通信社報道

ワシントン=大塚節雄】

ロイター通信は14日、

北朝鮮の金正恩委員長の

異母兄、金正男氏とされる人物が

マレーシアで死亡したことに関し、

米政府当局者が北朝鮮の工作員に

よって殺害されたとの見方を

強めていると報じた。

工作員の関与を

[米国政府は強く信じている]と

語ったという。

ロイター通信によると、

米国政府当局者は毒殺の可能性を

指摘し、ペンの形状をした暗殺用の

道具を使った可能性も排除できないとの

見解を示した。

一方で、米国政府は金氏死亡の

原因を断定しておらず、

当局者は北朝鮮の工作員が関与した

根拠も示していないという。


【金正男】

1971年5月10日、

北朝鮮の金正日総書記と

女優の成恵琳氏との間に長男として

生まれる。正哲氏、正恩氏は異母弟。

ロシアのモスクワと

スイスのジュネーブのインターナショナル

スクールに留学。

ジュネーブでは仏、英語を学び、

ロシア語も流暢に話す。

帰国後、

コンピューター委員会委員長などに

就任したとの報道もある。

正恩氏の側近とされる金総書記の

義弟、張成沢氏は、一時正男氏の

後見人を務めていた。

正男氏は父親と意見が合わず、

90年代半ばから北京に居を移した。

2001年5月には、成田空港で妻子を

連れた[金正男]を名乗る男性が、

偽造旅券を使った疑いで入国管理局に

拘束された。

日本政府は、強制退去処分とし、

中国の北京に送った。

正男氏は、この事件のため、

後継者候補から脱落したとされる。

三男・正恩氏の

後継者決定に伴い、正男氏の

暗殺計画や亡命説が

繰り返し流されているが、

現在も中国の北京とマカオ、上海

などを往復する生活を続けていた。

[金正男独占告白/父・金正日と私]より