30~40代中途採用拡大

三井化学や日本電産

新事業の即戦力募る

[日本経済新聞2.8]

30~40歳代を中心としたミドル層を

中途採用する動きが国内企業で

広がっている。事業のグローバル化や

構造改革に乗り出す企業が増加し、

高いマネジメント能力や技術を持つ

即戦力の重要性が一段と高まっている。

三井化学は2016年度中に

理系の人材を中心に50人を

中途採用する方針で、

前年度までの採用実績に比べて

約2倍に増やす。

50代の人材も初めて採用した。

17年度には60人以上の中途採用を

予定している。

同社は自動車やヘルスケアなど

新規事業の拡大に力を入れており、

異業種で経験を積んだ人材の

重要性が高まっている。

伸沢啓太採用チームリーダーは

[社内のノウハウ不足を中途採用で

補っている]と話す。

41歳以上27%増

アシックスは13年から管理職の

中途採用を本格化した。

海外事業の急拡大で管理職を

任せられる人材の育成が

追いつかないことが背景にある。

20年の東京五輪に向けて

重点分野では16年に5人の部長職を

採用するなど、中途入社の人材が

全体の過半を占めるまでになった。

[転職なし不利]

中途採用は応募者の

専門知識レベルを見極めたり

雇用条件を交渉したりする必要があり

新卒とは異なる採用ノウハウが

求められる。

日本企業は外資系に比べて

中途採用の体制が手薄だったが

ビズリーチ(東京・渋谷)の

多田洋祐取締役は

[ヘッドハンター経験者を採用し

中途採用の担当者に充てる

日本企業も現れてきた]と話す。

社内のエース級人材を

中途採用の担当者に充てる企業も

多いという。

転職サイトを運営する

エン・ジャパンの

石原良太マネージャーは

[ミドル層に限れば、

転職経験がないと中途採用で

不利になるケースがある]と話す。