【津波の被災 宮城の寺】

一文字写経で再建費

[目標額の9割集まる]

東日本大震災の津波で被災した

宮城県山元町の曹洞宗徳泉寺が、

好きな文字を書いたはがきを寺に

納めてもらい、その能経料を

再建費に充てる

[一文字写経]を募っている。

震災から5年以上過ぎて目標額の

9割が集まり、あと一歩。

徳泉寺の住職を兼務する

徳本寺の早坂文明さん(66)は

[早く再建を果たし、これまでの

応援に恩返ししたい]と話す。

徳泉寺は海から約300㍍の位置にあり

建物が津波で流失。

本尊だけが約2キロ離れた田んぼで

見つかった。

[被災した檀家の心の支えにしたい]と

再建を決心。

お経の文字や願いを込めた文字を

書いたはがきを送ってもらい、

納経料5千円を資金とする

取り組みを始めた。

最初の納経料は昨年7月に亡くなった

放送タレントの永六輔さん。

講演会を開催したことが

縁で交流があり、震災発生から

1年となる2012年3月11日、

徳本寺の法要に訪れ[六]と書いた。

これまでに

全国から約2800万円が集まった。

現地再建に向けた準備中で、

18年夏に完成する予定。

はがきは再建した寺に納めて

供養する他、

曹洞宗大本山の永平寺(福井県)から

贈られた杉の木札に転写し、

寺の内部に掲げる。