死亡事故 操作ミス3割

75歳以上のドライバー

[日本経済新聞1月17日]

75歳以上のドライバーが2015年に

起こした交通死亡事故を警察庁が

分析したところ、人的要因の

約3割がハンドルやブレーキなどの

不適切な操作だったことが分かった。

75歳未満と比べて2倍の割合。

事故の大半が昼に発生し、

単独や交通量の少ない場所で

起こすケースも多かった。

同庁が16日、

対策を検討する有識者会議の

初会合で報告した。


◆[単独]が多く◆

警察庁によると、

75歳以上の高齢運転者に着目して

細かい事故分析をまとめたのは初めて。

会議ではハードとソフトの両面から

幅広く検討を進める方針で、

論議のたたき台としたい考えだ。

75歳以上の運転者による死亡事故は

年450件前後で横ばいに推移している。

ただ全体の死亡事故件数が減る中で

割合は1割を越えて上昇傾向にある。


◆免許保有500万人超す◆

地方の[足]返納鈍く

警察庁によると、75歳以上の

運転免許保有者は昨年11月末で

約511万人と2015年末より30万人以上

増えました。高齢化の進展に伴い

今後も増え続けるのは確実だ。

3月からは交通違反がなくても、

免許更新時の検査で認知症の

疑いがあるとされた人は

医師の診断が義務付けられる。

受診者は年約5万人、

結果として免許の取り消しなどに

なる人も約1万5千人と現在の

10倍規模に膨らむ見通し。

ただ

公共交通網が十分でない地域では

車が欠かせない[足]となっており、

免許返納率も大都市圏の方が

高い傾向にある。

ある警察幹部は

[地域ごとの事情もあり唯一無二の

対策はない。多角的な検討が重要だ]

と強調する。