天皇陛下、虫の鳴き声詠む

【野】お題に歌会始

新年恒例の[歌会始の儀]が13日、

皇居・宮殿[松の間]で開かれた。

今年のお題は【野】

天皇、皇后両陛下、皇族方、

召人として招かれた国文学者の

久保田淳・東大名誉教授、選者のほか

一般応募の2万205首から選ばれた

入選者10人の歌が、

古式にのっとった独特の節回しで

披露された。

宮内庁によると、

◆天皇陛下は

1999年9月、

滞在中の那須御用邸

(栃木県那須町)で、

動植物調査のため訪れた研究者らと

虫のカンタンの鳴き声を聞いた時の

ことを思い起こして詠まれた。

《邯鄲の

鳴く音聞かむと 

那須の野に

集ひし夜を

なつかしみ思ふ》

◆皇后さまはお住まいの御所の庭に

様々な野草が生育し、

都心でも野に住むように過ごしてきた

生活を振り返って歌にされた。

《土筆摘み

野蒜を引きて

さながらに

野にあるごとく

ここに住み来し》

◆皇太子さまは2008年5月に登った

山梨県甲州市の笠取山で、

多摩川源流となる水が岩から

滴り落ちる様子を見て、

流れゆく先に思いをはせて詠まれた。

《岩かげに

したたり落つる

山の水

大河となりて

野を流れゆく》

◆皇太子妃雅子さまは昨年夏、

那須御用邸周辺を親子3人で散策し

そこに咲く秋の草花を長女の

愛子さまに教えた喜びを表現された。

《那須の野を

親子三人で

歩みつつ

吾子に教ふる

秋の花の名》

◆秋篠宮さま

《山腹の

野に放たれし

野鶏らは

新たな暮らしを

求め飛び行く》

◆秋篠宮妃紀子さま

《霧の立つ

野辺山のあさ

高原の

野菜畑に

人ら勤しむ》

◆秋篠宮家長女眞子さま

《野間馬の

小さき姿

愛らしく

蜜柑運びし

歴史を思ふ》

◆秋篠宮次女佳子さま

《春の野に

しろつめ草を

摘みながら

友と作りし

花の冠》

◆常陸宮妃華子さま

《野を越えて

山道のぼり

見はるかす

那須野ヶ原に

霞たなびく》

[来年のお題は【語】]

詳細は[宮内庁HP]をご覧になって下さい