〔お言葉〕その後59

【両陛下詠んだ歌8首】公表

-被災者らに思い寄せ-

天皇ご一家は1日、新年を迎えられた。

宮内庁は天皇陛下が昨年詠んだ

歌5首と皇后さまの歌3首を発表。

それぞれ印象に残ったことを

取り上げられたという。

恒例となっていた陛下の新年に

あたっての所感は、負担軽減のため

取り止めた。

【天皇陛下】

《第六十七回全国植樹祭》

山々の囲む長野に集ひ来て

人らと共に苗木植ゑけり

《第三十六回全国豊かな海づくり大会》

鼠ヶ関の港に集ふ漁船海人びと

手を振り船は過ぎ行く

《第七十一回国民体育大会開会式》

大いなる災害受けし岩手県に人ら

集ひて国体開く

《平成二十八年熊本地震被災者を

見舞ひて》

幼子の静かに持ち来し折り紙の

ゆかりの花手に避難所を出づ

《満蒙開拓平和記念館にて》

戦の終りし後の難き日々を面

おだやかに開拓者語る

《1月フィリピン訪問者》

許し得ぬを許せし人の名と共に

モンテンルパを心に刻む

《被災地 熊本》

ためらひつつさあれども

行く傍らに立たむと君の

ひたに思せば

《神武天皇二千六百年祭にあたり

橿原神宮参拝》

遠つ世の風ひそかにも聴くごとく

樫の葉そよぐ参道を行く