高井有一氏死去

戦後の日本人の孤独や喪失感など

内面を叙情的な文体で描き

[内向の世代]と呼ばれた作家の

高井有一(田口哲郎)氏が

26日、東京都内の病院で死去した

84歳だった。

共同通信文化部に在職中の

1966年、敗戦の体験と

入水自殺した母を描いた

[北の河]で芥川賞を受賞。

75年に同社を退職、作家活動に

専念し、少年期の体験などを

モチーフにした小説世界を展開した。

[夢の碑]

[この国の空]

[高らかな挽歌]

[時の潮]などで数多くの

文学賞を受賞。

[この国の空]は2015年に映画化された

96年に日本芸術院会員。

日本文芸家協会理事長や

日本近代文学館理事長などを

歴任しました。

[日本経済新聞1027]