がんで死亡の英少女

願いかない冷凍保存

生前の希望、裁判所認める

[日経ロンドン=共同]

治療困難ながんを患い死去した

英国の少女(14)の遺体が

生前の希望通り冷凍保存された。

父に反対されていたが、

将来の治療の可能性を信じ

自ら起こした裁判で

認められた。BBC放送などが

18日報じました。

英国紙によると、これまで

世界で約350人遺体が冷凍保存されている

訴訟に至ったケースは異例。

遺体の保存費用は

推定3万7000ポンド

(約500万円)という。

少女は死去数ヶ月前に遺体の

冷凍保存についてインターネットで知り

両親に提案。

父が反対したため、

理解を示す母に遺体の

扱いの決定権があるとして

9月にロンドンの高等法院に提訴

裁判官に宛てた手紙に

[死にたくないけれど

もうすぐ死ぬのは分かっている

数百年かかるかもしれないが

冷凍保存されれば治療のチャンスが

ある]と記していた。

高等法院は10月に

主張を認める判断を出し

その後死去した少女の遺体は

米国で冷凍された。

[医療専門家が

生き返るという考えには

科学的根拠がない]と

批判するなど論争が続いている。