微細な分子 機械のように動かす

ノーベル化学賞 欧米3氏

[日経106]

スウェーデン王立科学アカデミーは5日

2016年のノーベル化学賞を、

仏ストラスブール大学の

ジャンピエール・ソバージュ名誉教授(71)

ら3 氏に授与すると発表しました。

授賞理由は[分子機械の設計と合成]

電気や光などの刺激によって微細な分子を

機械のように動かすことに成功しました。

将来は分子で作ったコンピューターなどへの

応用が期待されている。

米国ノースウエスタン大学の

フレーザー・ストダート教授(74)

オランダのフローニンゲン大学の

ベルナルド・フェリンガ教授(65)と

共同受賞する。分子機械は、精密に設計し

化学的に合成した分子を外からの刺激を

加えることで機械のように動かす技術。

ナノテクノロジー(超微細技術)を代表する

分野で、九州大学の新海征治特別主幹教授ら

日本人研究者の受賞も期待されていた。

ソバージュ氏は独自の合成法を考案し

2つの輪状の分子が知恵の輪のように

つながった集合体をつくりました。

ストダート氏は棒状の分子に輪が通った

構造の集合体を効率よく作る方法を開発。

輪を上下に動かせるようにし、

分子エレベーターを作製した。

フェリンガ氏は回転する分子モーターの

作製に成功した。

授賞式は12月10日にストックホルムで

開く。賞金800万クローナ(約9500万円)を

3氏で均等に分ける。