羽生王座が5連覇

【将棋王座戦[第3局]】

羽生王座VS糸谷八段

4日朝から山形県上山市の葉山館で

指されていた第64期将棋王座戦

(日本経済新聞社主催)五番勝負の

第3局は午後8時22分、131手で先手の羽生善治王座

(46、王位・棋聖)が挑戦者の

糸谷哲郎八段(27)を破り、

3連勝で王座5連覇を果たしました。

自身が持つ同一タイトル最多獲得記録を

更新する王座通算24期目で、

七大タイトルの獲得数は97期となりました。

羽生王座は対局後、

[今期は3局とも力戦調の将棋で

糸谷八段の独特の感覚を探りながら

指していた。今はシリーズが終わり

ホッとしている]と安堵の表情を浮かべました。

あと3期に迫ったタイトル通算100期については

[一つの大きな目標として目指していけたらと

思う]と語りました。

羽生王座が矢倉に誘導し、糸谷八段が矢倉中飛車を

選んだ本局は、ねじり合いの力戦に進んだ。

挑戦者が序盤から積極的に動き、玉と飛車が

接近する悪形をいとわない柔軟な構えを見せると

王座は玉を固めず金銀が盛り上がる形で反攻。

盤の中央で駒がぶつかり合い、激しい戦いになった

[▲9六香(69手目)と王座が歩を補充した

局面を境に形勢が傾いた](解説の飯塚祐紀七段)

その後、王座が優勢を徐々に拡大。

羽生王座が糸谷八段を押しきりました。

[緩急自在で、盤面を広く見る王座の

指し回しが光った。後手の2二金の壁金を

相手にしない大局観も秀逸だった]と

飯塚七段は話しています。

持ち時間各5時間のうち、

残りは羽生王座38分、

糸谷八段47分。

[日本経済新聞105 13版社会38]より