大手アパレル ブランド絞る

【アパレル大手は不採算ブランドをやめ、

基幹ブランドに力を入れる】

[日経105]

8社、2年で50廃止

アパレルが展開するブランドを

絞り込んでいる。大手8社が2015~16年度

2年間で廃止するブランドは50を超え

全体の2割近くに達する見通しだ。

8社のうち4社は16年度の廃止数を

前年度より積み増す。

百貨店やショッピングセンター(SC)

を中心に衣料品の販売不振が続いており、

各社は不採算事業の見直しを急ぐ。

オンワードホールディングスや

TSIホールディングス、

三陽商会、ワールドなど主要8社の計画を

独自に集計した。三陽商会、ルック、

イトキンは16年度に15年度を上回る

4ブランドをそれぞれ廃止する。

このほか15年度は見送ったものの16年度は

削減に踏み切った企業もある。

三陽商会は婦人服[アマカ]の大きいサイズや

[ビアンカ・エポカ]などを16年春夏物で終えた。

イトキンは[クレージュ][ブランコ・フェラーロ]を

廃止。昨年度に[トリーバーチ]を廃止した

ルックは[ポールアンドジョー]の

扱いも終了しました。15年度はアパレル大手による

ブランド廃止が本格化しました。

ワールドとTSIが大規模な事業見直しを実施し

2社だけで24ブランドを削減した。

このため16年度の廃止の数は16ブランドと

前年度より減っているが

[廃止は継続的に検討している]

(レナウン)という企業も多く、

今後も膨らむ可能性がある。

ブランド廃止による閉店数も

2年で2600以上に達する見込みだ。

跡地には新規ブランドが入る例もあるが

各社は既存ブランドの建て直しに力を注いでおり

大手の売場は減少傾向が続いている。

例えば、オンワード樫山が

百貨店で展開する売場の面積は17年2月期で

約13万1千平方㍍と5年前に比べて

約2割減る見通しだ。