GDP20兆円かさ上げ

11年名目

研究開発費を加算

推計見直し

[日本経済新聞9月16日]

内閣府は15日、12月に予定する

国内総生産(GDP)の推計方法の見直しで

新たな基準年となる

2011年の名目GDPが19.8%かさ上げ

されるという試算値を発表しました。

これまで付加価値を生まない

[経費]として扱った研究開発費を

付加価値を生む[投資]と見なし

GDPに加算することが主因だ。

新基準は統計の基礎となる

産業連関表を

実勢に近い11年分に切り替える。

これまでは05年分を使っていた。

また国連の最新の基準を使い、

推計方法も見直す。

四半期ベースのGDPを新基準に

改めるのは、12月8日に公表する

16年7~9月期の改定値からだ。

新基準で推計した11年の名目GDPは

491.4兆円となった。

旧基準の

471.6兆円より4.2%増えた。

主因は研究開発費の加算で

それだけで16.6兆円上振れした。

このほか特許使用料の加算が1.4兆円、

不動産仲介手数料の加算が0.9兆円の

かさ上げ要因となった。

GDPの項目別にみると、

設備投資の押し上げ幅が

最も大きかった。

民間企業の研究開発費が加わるためで

11年の設備投資を6.3兆円押し上げた。

公共事業が3.4兆円

政府消費が3.1兆円

個人消費が2.0兆円それぞれ

上振れしました。

政府は20年に基礎的財政収支の

黒字化を財政健全化の目標に掲げている

推計方法の見直しでGDPが20兆円ほど

かさ上げされれば、足元の赤字幅の

GDP比率は見かけ上

圧縮されることになる。

【GDPの上振れ要因】

全体 19.8兆円

◆うち研究開発費 16.6兆円

◆特許使用料 1.4兆円

◆防衛装備品 0.6兆円

◆不動産仲介手数料 0.9兆円

◆中央銀行の産出 0.2兆円

その他 0.2兆円