[個の力]強化誓う

8強ならず

世界との差痛感

【車いすバスケット】

遅すぎる初勝利だった。

車いすバスケットボール男子の

日本は1次リーグ4戦目で

前回大会覇者カナダを

76-45で倒しました。

しかし既に

準々決勝進出の可能性は

消えており、エースの香西選手は

[結果を受け止めるしかない]と

悔しさをにじませた。

望みは絶たれていても、

気持ちを切らさず闘いました。

複数選手が連動する崩しから

香西選手と主将の藤本選手が

次々にシュートを重ね、

2人で34得点。

ここまで低調だった控えメンバーも

奮闘し、思い描いてきたプレーを

ようやく体現した。

過去最高の6位以上を目標に

掲げた今大会は

世界との差を改めて思い知らされた。

大会前に強豪に善戦し

[あわよくばメダル争いも]と

息巻いたが、本番で相対した

海外勢の仕上がりや気迫は

別物だった。

いっそう注目され、

期待も高まる4年後の東京大会を前に

突きつけられた現実は厳しい。

香西選手とともに

ドイツのリーグに参戦する

藤本選手は

[世界基準のスタミナがなかった]と

根本的な欠点を直視する。

[一人一人がどれだけ飛躍できるか]と

激しい競争の中で鍛える

必要性を強調しました。

[日本経済新聞9月13日]