子供の移住5000万人

ユニセフ、初の報告書 難民が急増

〔日本経済新聞9月7日ニューヨーク〕

国連児童基金は6日、

海外への移民・難民や国内避難民などの

〔移住者〕となっている

子供の総数が2015年に世界全体で

5千万人近くになったとの

報告書を発表した。

子供の移住者を対象にした

世界的な統計をまとめたのは

初めてとしている。

ユニセフは移民や難民の子供らが

人身売買や犯罪行為の被害に遭う

危険性が高まっていると警告。

移住を強いられている子供を保護し

移住の根本的な原因の紛争や

貧困問題の解決に取り組むよう各国に

求めた。報告書によると、

18歳未満の子供の約1千万人が難民、

約100万人が亡命希望者、

約1700万人が国内避難民、

約2千万人が移民となっていた。

移民と難民の子供を合わせた総数は

2000年以降増加傾向で、

うち強制的に移住を余儀なくされた

難民の数はここ数年で急激に増えました。

シリアやイエメンなどでの

地域紛争が激化したことが

背景にあると分析している。

子供の難民が最も多く発生している国は

シリアで2番目に多いアフガニスタンと

合わせると全体の45%を占める。

ソマリア、南スーダン、スーダン、

コンゴ(旧ザイール)など

アフリカ諸国が続いた。

子供の移民・難民の39%に当たる

約1200万人の移住先は

中東やアジア地域だった。

難民は

政治的迫害や武力紛争を

逃れるため生まれた国を離れた人を指し

生活苦などが背景の移民と異なるが

区別が困難なことも多い。