南極の棚氷 亀裂急拡大

英国チーム発表

消滅早まる恐れ

〔日本経済新聞9月5日ワシントン〕

南極半島の東側にあるラーセン棚氷に

できた割れ目が過去半年で急速に

拡大していると、英国南極調査チームが

4日までに発表した。

近い将来、先端部がちぎれて海に

流出する恐れがあり、

棚氷全体の消滅を早めかねないと

懸念している。

チームによると、割れ目は

南から棚氷をえぐるように北へ延びる。

1980年代以降に亀裂ができ、

2011~15年に約30㌔延びて

合計100㌔余りになり、

今年3~8月には約半年で22㌔長くなった。

14年に8ヵ月で20㌔延びたが、

今回はそれを上回る速いペース。

幅は3月までは

200mだったが、8月には350mに

広がった。気温上昇が影響していると

みられる。