コンビニ

欠品ゼロに

セブン-イレブン・ジャパンは

全国約1万9000店のコンビニエンスストアと

本部を結ぶ情報システムを10年ぶりに

刷新する。

〔日本経済新聞〕

投資額は過去最高の520億円。

店舗に配備する新型の発注端末機に

売り切れ間近の商品を従業員に

知らせる機能を持たせ、

販売機会の逸失を防ぐ。

コンビニの倉庫の小ささや

流通業の経験が少ない従業員の増加と

いった問題を踏まえ、稼ぐ力の底上げを

図る。今秋までに店舗の発注端末や

パソコンなど機器の更新を完了し

2017年度から順次、新システムの運用を始める

新型の発注端末は飲料や菓子などの

加工食品、雑貨について、

各店の発注個数や販売個数、

売れ行きから見た適正在庫などの

情報をもとに、追加発注すべき商品を

液晶画面に表示。

警告音でも従業員に注意を促す。

コンビニはスーパーに比べ

各店の倉庫スペースが小さく、

欠品が発生しやすい。

同社は商品の販売状況を即時把握する

情報システムなどで流通各社に先行。

それでも加工食品や雑貨では売り切れへの

注意を促す仕組みはなく、

従業員が気付かないまま

欠品になっていることも

少なくない。

欠品で逸失した売上高や利益の

推計は難しいが、各社の間では

業績を押し下げる主要な要因の一つに

なっているとの見方が多い。

また、前回の来店時には

買えた商品がなくなっていたことへの

失望から、客離れが起きることへの

危機感も強い。

現行のシステムでは発注端末で

弁当や惣菜がいつ売り切れたかは

確認できるようになっており、

新型の端末では確認のための操作を

簡単にする。

システム刷新で

約2900品目に上る店頭の商品の

大半の欠品状況の

〔見える化〕が実現する。

同社の国内店舗数は

今後も急増が続く。

新システムの導入で経験の少ない

従業員でも欠品の確認ができるようにする。

17年夏からはクレジットカード決済端末を

組み込んだ新型レジも導入。

来店客の利便性を高める。