確定拠出年金はお得?

『個人型』で

節税、対象者も拡大

[日本経済新聞

7月25日ニッキィの大疑問]

『隠れた投資優遇税制』

個人型DCはずっとこんな

呼ばれ方をしてきた。

大きな税制優遇が

あるのに、

実際の加入者は4月時点で

26万人と、対象者の

わずか0.6%に

すぎない。制度が

ほとんど知られていなかった

ためだ。

その最大の理由は

金融機関がほとんど

宣伝してこなかったこと。

儲かりにくいからだ。

個人型DCでは投資信託の

販売手数料が原則無料だし

信託報酬も比較的低いもの

が多い。しかも

残高は月に数万円ずつしか

積み上がっていかない。

『普通の投信販売で、

利幅の厚い投信を一挙に

何百万円も買ってもらう

方がはるかに効率がいい』

という金融機関の声を

何度も聞いたことがある。

金融機関がもうからないと

いうことは、逆に言えば

個人にとって有利だと

いうこと。老後資金を作る

最優先の手段として

積極的に使いたい。

基礎年金、

厚生年金は

財政難から実質的な

減額が見込まれている。

今回の法改正は

『自前で老後資金を

作ってください』という

国からの明確な

メッセージだ。

(編集委員/田村正之)

★誰が使える?

(現在)

企業年金のない会社員、

自営業者など

(来年から)

公務員、主婦、

企業年金のある会社員に

拡大予定

★運用対象者

預貯金や投資信託など

★税制優遇

・掛け金は全額所得控除

・運用期間中の運用益は

非課税

・受給時は一時金なら

退職所得控除、年金なら

公的年金等控除

★引き出し時期

原則60歳以上