【一病息災】続き 

2003年のエベレスト初挑戦では、

標高4000mで不整脈を発症しました。

一時は人事不省に陥っだが、

「現地で診てくれた米国人医師から

エベレストを滑ったミウラなら大丈夫」と

励まされて、暗示をかけられたように、

なんとか登頂できました。」

だが、山頂は曇り、何も見えなかった。

晴れ渡る光景を見るため、

5年後、75歳での再登頂を決めた。

しかし、

帰国後に不整脈が悪化。

心臓専門医を訪ね回ったが、

「手術しても治らない」と

引退を勧める意見ばかり。

納得出来ず、渡米し

心臓手術の実績を持つ日本の医師を

紹介され、本格的な治療に入った。

脚の付け根から太い血管を通じて

心臓にカテーテルを入れ、

高周波電流を流して異常な部分を

焼き切る「カテーテルアブレーション」だ。

「2度の手術で心臓の155ヶ所に"焼き"を

入れたので、体力が70歳の時より

向上しました。」

エベレスト再挑戦では、

インターネットを駆使した遠隔診断が

行われました。

同行した次男の元五輪モーグル選手で

医学博士の豪太さん(44)が

30分~1時間ごとに心電計で父の様子を見ていた

心電図、心拍数、血圧のデータを

日本の医師団に送信し、診断を仰いだ。

今度のエベレスト山頂は快晴で、

ヒマラヤの山々がすべて見えました。

念願は果たしたが、その直後に、

80歳の挑戦を決めていました。

【冒険家 三浦雄一郎さん 81歳】