テレビ付き住宅 販売

パナソニックは、住宅メーカーと組んで、

自社の液晶テレビを標準装備した戸建て住宅を

2月中旬から売り出します。

家電業界では初の試みです。

手始めに神奈川県藤沢市の600戸からスタートし、

今後、全国で展開します。

地元行事の情報や回覧板をテレビ画面に簡単に

表示できるようにするなど、ソフト面も充実させる計画だ。

今回の取り組みについて、住宅設備部門トップの吉岡民夫取締役は

「テレビの新たな活用策の第1弾と位置づけている」と強調します。

不振のテレビ事業立て直し策の一つだ。

家電量販店などでの激しい価格競争を避け、従来とは

異なる販売ルートを確保する狙いもあります。

藤沢市の600戸は、パナソニックの工場跡地で開発している

街の中に、子会社のパナホームと三井不動産グループが建設します。

2018年度までに完成させる予定です。

パナソニックの55型液晶テレビ(店頭価格は20万円前後)を、

間取りに合わせて居間の壁に一体化させたり、

壁に掛けたりするなど、部屋の内装や家具と調和させて置ける。

放送の視聴やインターネットのHP閲覧の他、自宅の太陽電池システムの

発電状況、電気の使用状況も画面で監視できます。

地域で導入すれば、地域の情報も共有できます。

パナソニックは今後、パナホームを通じて「テレビ付き」住宅の

販売を全国に拡大する方針だ。

「家電や住宅、建材などの部門を総合的に持つという強みを生かし、

売り込みを進めます」という。

また、住宅とセットにすることで、テレビの映像や音などが

最適に楽しめる設置方法も提案でき、

性能の良さも感じてもらえるという。

パナソニックの試みが軌道に乗れば、

他の家電大手が、

住宅メーカーや工務店の囲い込みに動き出す可能性もある。