「林邑楽」発祥の地で奉納

ベトナム伝来の音楽舞踊

奈良の雅楽団 4月公演

春日大社(奈良市)を拠点に

1000年以上の伝統を持つ雅楽団体

「南都学所」が4月、

奈良時代に来日したベトナムの僧・仏哲が

伝えたとされる音楽と舞踊の一種

「林邑楽」を初めて同国で披露します。

関係者は「発祥の地で奉納できるのは感慨深い。

両国の歴史に新たなページを加えたい」と

話しています。

雅楽は5世紀頃、朝鮮半島や中国から伝来した音楽が

源流とされます。701年の大宝律令で、日本古来の舞や

外来の音楽をつかさどる「雅楽寮」が置かれて発展し、

社寺の法要や祭祀に不可欠な存在となりました。

林邑楽は736年、遣唐使と共に来日した仏哲が伝えたとされ、

「続日本紀」にも、752年の東大寺の大仏開眼会で

奉納された記録が残っています。

今回の公演は、両国の国交樹立40周年を記念し、

仏哲の出身地のベトナム・フエ市から雅楽団が

昨年9月に来日した際、

南都楽所と共演したのがきっかけだという。

【南都楽所】

日本を代表する雅楽団の一つ。

平安時代の1001年に誕生したとされ、

社寺の伝統行事で雅楽の演奏や舞を担う。

約100人の神職らで構成しています。