敦賀断層 追加調査を開始

原子力規制委員会の専門家チームは20日、

日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県敦賀市)の

原子炉建屋直下を通る破砕帯(断層)について、

活断層かどうかを再検討する現地追加調査を

始めました。規制委員会は既に活断層と

認定しているが、日本原電が活動性を否定する

新たなデータを提出したため、改めて調べることにしました。

認定が覆らない限り再稼働できず、

その場合は廃炉になる公算が大きい。

調査は21日まで。

同原発の敷地内では国内で唯一、活断層「浦底断層」が

確認されています。浦底断層は2基ある原子炉の

200-300m東を通り、他にも約160本の破砕帯が

敷地内で見つかっています。

焦点となっているのは、2号機直下を通る破砕帯

「D-1」で、規制委員会は昨年5月、「耐震設計上、考慮すべき

活断層」と認定しました。

活断層の真上に重要施設を設置してはならないとする

規制基準に反するため、規制委員会は再稼働に向けた

安全審査を行わない方針を示しています。

しかし、日本原電は同7月、「断層活動の痕跡がある地層は、

活断層の基準より古い」などとする追加調査結果を示して反論。

このため規制委員会は、2012年 12月に続き2度目となる

専門家の現地調査を決めました。

この日の調査には、取りまとめ役の島崎邦彦・規制委員長代理ら

前回調査に参加したメンバー3人に加え、規制委員会の

評価の妥当性を検証する別の専門家4人も参加しました。

D-1で新たに掘削、拡張した調査用の溝(トレンチ)など

3ヶ所を視察し、地質試料を確認します。

再検討を行う専門家はこのほかに7人おり、

23~24日に現地調査を行う予定。

同原発の活断層問題を巡り、日本原電は公開質問状を提出したり、

行政不服審査会に基づく異議申し立てを行ったりするなど、

徹底抗戦の構えを見せています。