サッカーの2014年ワールドカップ(W杯)

ブラジル大会の公式球「ブラズーカ」

=アディダスジャパン提供は、

高速パスでスピードが落ちにくいという研究結果を、

筑波大学の浅井武教授(スポーツ工学)が

まとめました。日本代表のように速いパスをつなぐ

プレースタイルのチームと相性が良いという。

浅井教授は、風洞実験などを行い、

ブラズーカの空気抵抗などの特性を解析しました。

その結果、サッカーで強めのパスにあたる秒速約20mの

初速で、空気抵抗が小さくなることがわかりました。

この速さのボールを蹴った場合、

前回の10年W杯南アフリカ大会の公式球

「ジャブラニ」と比べて、20m先まで届く時間は

0.093秒短くなり、約1割速い速度で到達するという。

ブラズーカは表面に6枚のパネルを張り合わせた構造で、

ジャブラニの8枚に比べて2枚減ったが、

パネルのバランスが良く、ボールの周りで不規則な空気の

乱れが起きにくいこともわかった。

ジャブラニは、高速の無回転で飛ぶと空中で不規則に

揺れる現象が起き、

ゴールキーパーを苦しめていたが、

ブラズーカの場合、こうした現象は少なくなりそうだという。

浅井教授は「パスを受ける時に、ボールが足元で伸びるような

印象だ。ふだんから高速パスを使うのに慣れている

チームが有利ではないか」とみています。