反政府側 石油利権狙う

南スーダン 戦闘影響 生産停止も

内戦突入の懸念が高まる南スーダンで、

政府軍と反政府勢力の戦闘が25日、油田地帯の

上ナイル州に拡大し、同国の財政収入の大部分を占める

石油利権を巡る争いに発展しています。一部地区では政府軍の

部隊がキール大統領に反旗を翻し、部族対立を背景として

拡大する紛争は一段と激化しています。

【南スーダンの部族対立】

国民の大半がキリスト教徒の南スーダンはイスラム教徒が

主体のスーダン政府と約20年間に及ぶ内戦を経て

2005年に包括和平で合意し、11年に独立しました。

最大部族ディンカ族のキール大統領と別の有力部族

ヌエル族のマシャール前副大統領が独立闘争を指導しました。

遊牧民であるディンカ族とヌエル族の間では牧草地を

巡る争いなども頻発しており、もともと対立関係にあったという。

独立後の同国では「マシャール氏がクーデターを

計画している」との噂が度々浮上しています。

マシャール氏を解任したことで対立が激化し、

両者の権力闘争が部族間の緊張を一気に高めた。

独立後も国内各地に大量の武器が残され、

双方の部族が銃などを容易に入手することが

できたことも、紛争が深刻化した原因に挙げられています。

(讀賣新聞 ニュースQ)