皇后さま養蚕展 パリで
来年2月から 初の海外開催
宮内庁は22日、皇后さまが皇居で毎年行われている
養蚕を紹介する展覧会を来年2月19日~4月5日に
パリの日本文化会館で開催すると発表しました。
フランスと日本が絹を通じて交流を紡いできた歴史を
踏まえて企画されました。
海外で皇室の養蚕が開かれるのは初めて。
展覧会では、
皇后さまの養蚕の様子を紹介する映像や写真パネルのほか、
皇后さまの生糸で復元された正倉院宝仏の錦、
天皇陛下が数え年の6歳で着用された
伝統的な意匠の振り袖など
約50点が展示されます。
皇室の養蚕は1871年 (明治4年)、国家の基幹産業となった
養蚕産業を奨励するため昭憲皇太后が始めました。
その後、大正、昭和の皇后を経て今の皇后さまに
引き継がれております。
皇后さまは毎年春や養蚕所で、純国産種の小石丸などを
昔ながらの方法で育てられています。
小石丸の生糸は、
奈良・正倉院宝物の古代裂の復元に
欠かせないものとして使用されました。
宮内庁によると、皇后さまは
「絹という美しいものを蚕から作る技術が日本から
失われないよう、せめてもう一世代は残しておきたい」との
思いで養蚕を受け継がれたといいます。