字刻まれた最古の須恵器
石川県能美市の和田山23号墳で出土した
5世紀終わり、
(古墳時代中期)の須恵器2個に、
それぞれ文字が刻まれていたことが分かった。
同市教育委員会が発表しました。
古墳時代から平安時代にかけて作られた須恵器で
確認された文字としては、国内最古という。
市教育委員会によると、
文字は「未」と「二年」。
「未」は高さ約15cmの壺の胴部分に縦横約12cmの
高つきの蓋に縦3.5cm 横1.3cmの範囲で刻まれていました。
いずれも1977年に同23号墳の周溝から発掘され、
今回、出土品の再調査で文字が確認されました。
同23号墳は直径約23cm、 高さ約3mの円墳で、
国史跡「和田山・未寺山古墳群」の一つ。
これまで須恵器から確認された
最も古い文字は、6世紀のものという。
市教育委員会は「 「未」は十二支、「二年」は須恵器を
作り始めて2年など時を表すのでは 」としています。
平川南・国立歴史民俗博物館長(日本古代史)は
「当時、古墳の被葬者である地方の有力者層にも、
文字が広がっていたことがうかがえます。
全国の須恵器を見直せば、新たな文字が見つかる可能性も
あります」と話しています。