読み書き障害
脳の2領域異常
知能は正常なのに読み書きがうまくできない
「発達性読み書き障害(ディスレクシア)」の人は、
大脳の二つの領域で活動に異常が起きていることを、
国立精神・神経医療センター
(東京都小平市)の稲垣真澄・知的障害研究部長らの
研究グループが発見しました。
英国の科学誌ブレイン(電子版)で発表しました。
ディスレクシアは先天的な脳機能障害「発達障害」の
一種で、米国の人気俳優トム・クルーズさんが
自身もこの障害だと公表しています。
日本では100万~ 200万人と推定されています。
実態が不明で、社会に「本人の努力不足」といった
誤解や偏見もあると言われています。
部長は今回の成果について
「より客観的な診断法の確立と、誤診や障害の
見逃し防止につながる」としています。
研究チームは今回、
障害のない大人30人、障害のない子ども15人、
ディスレクシアの子ども14人の計59人に、
平仮名を使った問題を出題。
答える時の脳の活動を、機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)に
より調べました。その結果、ディスレクシアの子どもの
大脳の活動は、運動調整や認知機能などを
担う領域では過剰で、
逆に言語機能を担う領域では低調であることが
確認されました。