火星の大気 謎解明へ
探査機「メイブン」打ち上げ
米国航空宇宙局(NASA)は18日、
無人火星探査機「メイブン」を
フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から
アトラス5ロケットで打ち上げました。
来年9月に火星周回軌道に入り、
大気を観測します。
英語で「達人」を意味するメイブンは、
幅と奥行きがそれぞれ2.3m、高さ 3.5mの
四角い本体を持ち、太陽電池パネルを広げた時の
長さは11.5m。 重さは2.5t。
着陸はせず、火星の上空150~ 160kmから9種類の
観測機器を使って、大気の成分などを調べます。
火星の表面には
川や湖の跡とみられる地形があり、
かつては厚い大気と液体の水が存在したと考えられます。
観測によって、今のような非常に薄い大気と極度に乾燥した
環境になった原因の解明を目指します。
観測データの分析には、
名古屋大学や東北大学など日本の研究者も参加します。
火星の表面では現在、
NASAの無人火星探査車キュリオシティが活動中です。
陸と空の両方から
収集した観測データは、米国が2030年代の実現を目指す
有人火星探査にも活用されます。