鉄 超新星爆発で飛び散る
米国スタンフォード大学など
110億年前
鉄は多くの星が誕生した約110億年前に
星の内部で作られ、
同時期に相次いだ超新星爆発で
宇宙の広い範囲に飛び散ったという
分析結果を、米国スタンフォード大学などの
研究チームが
10月31日付の英科学誌ネイチャーに発表しました。
現在の地球にも、
この時の鉄が存在している可能性があるという。
同大のノロベルト・ウェルナー研究員らが
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の
天文衛星「すざく」を使って
宇宙を飛び交うエックス線を調べ、
鉄の濃度を確認しました。
すると、直径約1600万光年の範囲に、
鉄がほぼ均一に広がっていたという。
いくつかの銀河がすっぽり入る大きさだ。
鉄は太陽のような恒星の中で起きる核融合で作られるが、
どのようにして宇宙に拡散したかは分かっていなかった。
研究チームは、鉄が宇宙全体に拡散したのは、
星の誕生と超新星爆発の繰り返しや
巨大ブラックホールの発生で、
宇宙空間に強い風が吹いたためとみており、
「地球にある鉄の一部は、110億年も前に作られ、
宇宙を旅してきたものも含まれることになる」と
コメントしています。