久子さま 準備「朝まで」
讀賣新聞インタビューから
IOC総会スピーチ
ブエノスアイレスで開かれた2020年夏季五輪・
パラリンピックの開催都市を決める国際オリンピック委員会総会で
スピーチした高円宮妃久子さまが
インタビューに応じられていました。
久子さまは、総会での招致説明
(プレゼンテーション)の冒頭を利用したスピーチで、
まずIOCによる東日本大震災への復興支援について、
フランス語と英語で謝意を述べられました。
「すべてのIOCの委員の方々を前に、きちっと
誠心誠意、感謝の気持ちが伝わるように心がけました」と
振り返られました。
スピーチの内容は、久子さまが直接まとめられたという。
インターネットなどを通じて知った
五輪開催を期待する若いアスリートの思いなどを盛り込み、
02年11月に亡くなられた夫の高円宮さまが
スポーツマンだったことにも触れられました。
「心の引き出しに入っている、生前の宮さまの言葉を引き出しつつ、
スピーチを作った」と明かされました。
練りに練ったため、
「総会当日の朝5時まで手を入れました」と笑顔で語られました。
久子さまは総会に先立って、4~6日にIOC委員と懇談されました。
日本サッカー協会や日本フェンシング協会など
九つのスポーツ団体の名誉総裁を務められているため、
旧知の委員も少なからずいた。
皇室が五輪招致活動に関与できないという立場を知っている
委員も多く、懇談でも話題が東京招致に及ぶことは
なかったという。
「私の発言のなかに招致活動の色が出ないよう線を
引いて臨みました」と振り返られました。
「(開催地決定に)私のスピーチが影響したことは絶対にない」と
する一方、
「サプライズ・ファクター(驚きの要因)はあったかもしれない」と
話されました。
スピーチでは、久子さまの滑らかなフランス語と英語に
注目が集まりました。
久子さまは「苦手なフランス語を先に、短くした」と
笑顔を見せられました。
久子さまは英国ケンブリッジ大学に留学経験が
あるほか、外交官だった祖父や、母の鳥取二三子さんから
小さい頃にフランス語を聞かされた経験があるという。
開催都市が東京に決まった瞬間は、
ブエノスアイレス市内のホテルで荷造り中で、
テレビで生中継をご覧になりました。
東京五輪が
「東日本大震災で傷ついた日本人が
同じ方向に歩き出すきっかけになるのではないか」と
期待を寄せ、
「私も要請があれば、全力でサポートしていく」と
話されました。
(久子さまのIOC総会でのスピーチ全文は、
ヨミウリ・オンラインに掲載)