近江商人の発祥の地
五個荘に約200年以上続く
老舗料理店。湖魚料理や精進料理、
うな重など伝統の技が息づく味わいに、
県外から訪れる人も多い。
江戸時代中期に、「孫兵衛」という屋号で
仕出し屋として創業しました。
「天保2年に代官所に鯉や鰻を納めた」と
記された古文書などから、江戸幕府直轄領の役所や
屋敷、近江商人の旧家などをお得意さまとして、
琵琶湖の魚を中心とした料亭・仕出し屋を営んでいたようです。
今でも地元の年配の方は
「孫兵衛さん」と呼ぶ方もおられますよ。
「納屋孫」という名前が献立帳に登場するのは、
明治の終わりから大正時代です。
"納屋"という言葉には
"漁村の小屋"とか"海産物を扱う倉庫"などの
意味があり、当店は海や湖の魚料理をよく
お出ししていたことから、そんなニュアンスを屋号の前に付けて
呼ばれるようになったのではないでしょうか。
県内に別に「納屋梅」というお店があったとも
伝えられているので
"納屋"という言葉を付けるのが、
当時の流行だったのかもしれませんね。
納屋孫店主 関目正樹さん
納屋孫/東近江市五個荘川並町699
(リビング滋賀より)