天台特別学術賞 米仏2教授に
大津で記念講演も
天台宗の教学の研究に優れた業績を上げ、
その復興と発展に尽くした国内外の研究者を顕彰する
「天台特別学術賞」を受賞した2人への
第1回授賞式と記念講演会が9日、
大津市内で開かれました。
米国・バージニア大学のポール・グローナー教授(67)は、
天台宗祖・最澄や、
第18世天台座主・良源などに関する書物を数多く著し、
優れた研究成果を英語圏に広めたとして選ばれました。
仏・パリ国立高等研究院のジャン・ノエル・ロベール教授(63)は
「9世紀初期における日本天台の教義」で
1988年、「渋沢・クローデル賞」を受賞しました。
天台宗の根本となる教典・法華経の仏語訳にも
取り組み、天台教学の国際的認知度を高めた功績を
評価されました。
2人は、天台宗務庁で開かれた式で、
天台座主から賞状を受け取り、賞金100万円を贈られました。
グローナー教授は
「この40年ほど天台宗について考え続けてきたが、
学問は1人ではできない。僧侶や研究者の友人たちに
心から感謝したい」、ロベール教授は
「他国から天台宗を眺めてきたことが
認められ光栄。もっと勉強すれば良かったと恥ずかしいが、
今後の励みになります」とそれぞれ喜びを語りました。
式後、同市内のホテルで記念講演があり、
グローナー教授は
「慈恵大師との出会い」
ロベール教授は
「天台学との出会い」について語りました。