キトラ 石室を閉鎖
文化庁 鎌倉時代の盗掘穴塞ぐ
文化庁は3日、奈良県明日香村のキトラ古墳
(7世紀末~8世紀初め)での
石室の閉鎖工事で、鎌倉時代に開けられたとみられる
南壁の盗掘穴(幅約30~40cm、高さ約70cm)を
塞ぐ作業を報道陣に公開しました。
石室の材料に合わせ、
大阪、奈良両府県境の二上山で産出した
凝灰岩2個を使用しました。
同村の高松塚古墳で石室解体を手がけた
石工左野勝司さん(70)らが、 2個をはめ込み、
隙間を漆喰で埋めました。
施工の日付を彫った銅板も取り付けました。
同庁は今年度中に、キトラ古墳を保護してきた仮設の
覆屋を撤去しました。
墳丘や壁画を展示する施設は2016年度の公開を目指す。
古墳で壁画のはぎ取りを担当した
川野辺渉・東京文化財研究所文化遺産国際協力センター長は
「石室は数百回立ち入った思い出深い場所。
節目の日を迎えて感慨深い」と話しました。