シカゴ日本 新たな絆


「友好の象徴」建築計画


米国イリノイ州シカゴにある公園内に


日米交流の新たな象徴となる


建築物を設けるプロジェクトが、


民間人の手で進められています。


シカゴに活動拠点を置いた建築家の


フランク・ロイド・ライトが


日本文化に大きな影を受けたことなど、


日本とシカゴの1世紀以上にわたる


交流を実感できる場所とするのが狙いだ。


この公園は1893年(明治26年)の


シカゴ万国博覧会跡地に作られた


「ジャクソン公園」。


シカゴ万博当時、開国から間もなかった日本は、


自国の文化遺産を世界にアピールするため、


平等院鳳凰堂(京都府)を模した


木造建築「鳳凰殿」を出展しました。


万博終了後、


日本は鳳凰殿をシカゴに寄贈しました。


隣には日本庭園も設置されましたが、


太平洋戦争による日米関係の悪化で鳳凰殿は


閉鎖され、1946年に放火で焼け落ちました。


プロジェクトを手掛けるのは、


日本企業で長く働いた経験のある弁護士の


ロバート・カーさん(44)が理事長を務める財団


「プロジェクト120シカゴ」


1000万ドル (約10億円)の資金集めを目標に、


地元企業や個人から寄付を募っています。


建築設計を担うのは、


タイ出身で東京大学で学び、


現在は米国で活躍する建築家の


クラパット・ヤントラーサ(44)。


ライトが設計した旧帝国ホテルに


影響を受けたという建築家・安藤忠雄氏の


事務所で働いた経験もある。



【フランク・ロイド・ライト】


(1867-1959)近代建築の巨匠の一人と言われる


米国の建築家。シカゴ万博当時、鳳凰殿を見て、


自然と融合した日本建築の美しさに感動し、独自の解釈で


自らの建築設計に反映したとされます。


1905年に初来日。その後、旧帝国ホテルを設計し、


日本の建築家に大きな影響を与えました。