神殿跡から"ジャガー人間"
ペルー北部のパコパンパ遺跡で、
紀元前800~前500年頃とみられる
獣頭人身の
"ジャガー人間"の石像が見つかったと、
国立民族学博物館(大阪府吹田市)と
ペルーの合同調査団が
6日、発表しました。
宗教的な儀式をつかさどった指導者の
イメージを表現したとみられるという。
遺跡は古代アンデス文明形成期
(紀元前3000年~紀元前後)にあたる
神殿跡。
出土したのは石灰岩製の彫像で、
高さ1.6m, 幅43cm、厚さ24cm。
丸い目や開いた口から出る上下4本の
牙などの特徴から、
ジャガーの頭部と判断しました。
体は人で、胸の前で両手を合わせ、
腰には帯を浮き彫りしていた。
調査団は2005年から一帯を調査中。
同博物館の関雄二教授
(アンデス考古学)は
「ジャガーは力の象徴として
信仰され、最初はジャガー像がつくられました。
人と合体した姿に変わったのは、
集団に指導者が現れ、
宗教的な力を発揮しだしたことを表しています」
と話す。」