夢へ滑走 通年リンク
西宮、一般にも開放
年間を通じて利用できるアイススケートリンクが
8月3日、兵庫県西宮市にオープンしました。
通年型リンクは維持費がかさむとして
全国的に閉鎖が相次いだが、
オリンピック選手の活躍で
フィギュアスケート人気が高まり、
最近、増加の兆しが見えています。
関係者らは
「選手育成には年間を通じた練習拠点が不可欠。
スケート人口の拡大にもつながる」と意気込む。
同市鳴る尾浜の県立総合体育館敷地内に建設された
「ひょうご西宮アイスアリーナ」真夏でも
室温は5~10度に保たれ、1年中24時間、滑ることができる。
国際規格のメーンリンク(縦60m、横30m)とサブリンク
(縦30m、横10m)を備え、午前10時~午後6時は、
一般客も大人1500円、
子ども1000円で利用できます。
それ以外の時間帯は競技者用です。
建設したのは、県スケート、アイスホッケー両連盟でつくる
一般社団法人「ひょうごスケート」。
約20年前から県に要望を続け、県有地約4700平方mを
無償貸与してもらえることになりました。
観客席をなくし、建設費を3億円に抑えました。
運営は、全国のスケート場約40ヶ所を手がける
運営会社「パティネレジャー」(東京)に委託する。
同社は製氷のための設備費など約9億円と
年間維持費約1000万円を利用料で賄う予定だという。
一般客も呼び込むため、週末などに
ミラーボールを使い、
BGMに合わせて滑る
「音と光 ファンタジースケート」を計画。
平日昼間にシニア向け教室も開きます。