前島密 年賀状出し忘れ
滋賀で書状20点 近代郵便の父「多忙」
滋賀県草津市は19日、
近代郵便制度の創設に
尽力した前島密(1835~1919年)が、
親しい部下に送った年賀状など
書状20点が見つかった、と発表しました。
「近代郵便の父」として、今も1円切手に
肖像が使われる前島が、
「多忙で年賀状を送るのを忘れた」などと
記した書状も確認されました。
明治新政府の駅逓寮(後の郵政省)
高官だった前島が、同市出身の部下、
山内頼富(1834~85年)に
送った私的な書簡が中心で、
山内家の子孫が同市に寄贈しました。
年賀状は巻紙に漢文調で記されている。
当時は、三が日ごろに書くのが一般的だったが、
「正月九日」の日付のものも。
ところどころ読めない文字もあるが、
「晦日迄出勤」
「(正月)二日三日とも小生ハ出勤」などと
忙しさをつづり、
「失 念 仕 候」と説明しています。
日本の郵便史に詳しい逓信総合博物館(東京)の
主席資料研究員は
「駅逓寮時代の前島直筆の書状はほとんど残っていない。
近代郵便の父がどんな郵便物を出していたかが見て取れる
貴重な資料だ」と話しています。
資料は23日~9月1日、
市立草津宿街道交流館(077-567-0030)で
公開されます。