官兵衛直伝? 耐震の石垣


福岡市は、福岡城跡(国史跡)の石垣で、


耐震性を高めた工法を確認したと発表しました。


「裏込め石」と呼ばれる内部に詰めた石が、


揺れに強い構造になっており、確認されたのは


全国で初めてという。


福岡城は1601年から7年かけて、初代福岡藩主の


黒田長政が築いた。


父親で来年のNHK大河ドラマで取り上げられる


黒田官兵衛は築城の名手とされ、黒田家に伝わる


独自の工法の可能性もある。


同市が修復工事を進める福岡城跡の


「上之橋御門」の石垣(高さ9.4m)で見つかりました。


裏込め石は奥行き2.5mで、土の斜面と石垣の間に


詰められています。大半が拳大だが、


2.4m間隔で、人頭大の石の列を配置し、


区画のように仕切っていました。石垣は20段あるが、


段ごとに人頭大の石の列を互い違いに配置していた。


裏込め石は排水などのため、石垣の裏側に無造作に詰められたと


考えられていたが、同市は「地震などを想定して揺れに強い構造にした」


とみている。確認されたのは下から7~5段目で、


残りは過去の修復などで失われたとみられる。


福岡城の整備に協力している佐賀大学の林重徳名誉教授


(土木工学)は


「大きさが近い石を敷き詰めると揺れで偏りが生じ、


石垣を内部から破損させる恐れがあります。


大きさが違う石列で区切り、更に、各段でずらして配置することで


構造を安定させた」とみている。