阪神電気鉄道が、沿線イメージの向上策を
次々と打ち出している。
児童の見守りサービスや
高架下を利用した飲食店の開業支援などの
新規事業を展開し、
沿線住民の囲い込み競争で先頭を走っている。
阪神電鉄が2011年に始めた
「登下校 ミマモルメ」は、ICタグをランドセルに入れた
児童が登下校の際、校門を通過すると
自動的に登録したメールアドレスにメールが送信される
サービスだ。
沿線の兵庫県芦屋市の全公立小学校で採用されたほか
関西圏を中心に280校、6万6000人が利用しています。
神戸・六甲山では、遊休地を利用して
養蜂を行う「みつばちプロジェクト」を12年に始めました。
採取した養蜂や、蜂蜜を使ったドレッシングなど加工品を
販売しています。
阪神電鉄は大阪と神戸を結ぶ阪神本線(約32㌔・㍍)の
約7割が高架で、高架下の有効活用が課題だ。
藤原崇起社長は
「いつまでも「タイガース」や「甲子園」に頼れない。
沿線の住み易さ、働き易さをさらに高める必要がある」と
訴える。
他社では、JR西日本が保育施設、
近畿日本鉄道が植物工場の運営に力を入れている。
鉄道各社はこれまで、
商業施設や宅地、マンション開発などで
沿線価値の向上を図ってきたが、
大型投資に頼らないソフト路線の対策が広がりそうだ。